









1725年 イギリス ジョージ1世 1/2ギニー 金貨 ハーフギニー 【 高鑑定 NGC MS63 】
税込み価格
興隆期のイギリスを象徴する1/2ギニー金貨
1725年にイギリスで発行された1/2ギニー金貨は、イギリスが大国になろうとしていた時期に登場したコイン。1714年に王位を継いだハノーヴァー家のジョージ1世がデザインされています。
ジョージ1世はもともとドイツのハノーヴァー選帝侯でしたが、イギリス王室に跡継ぎがいなかったため、英語も話せないのに英国王となったという経緯があります。1725年に発行されたギニー金貨には、当時の複雑なヨーロッパ情勢を反映するように、さまざまな紋章や文字が刻まれています。
イギリスの貨幣制度を安定させた要因のひとつともいわれるギニー金貨。イギリスがユリウス暦からグレゴリウス暦へと移行した1725年の発行ということもあり、コレクターの間で高い人気を誇る1枚です。
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統治者 | イギリス王ジョージ1世 |
---|---|
デザイナー | 表面:John Croker 裏面:Johann Ochs |
カタログ番号 | KM# 560、Sp# 3637 |
表面のデザイン | 月桂冠を身につけたイギリス王ジョージ1世 |
表面の刻印 | GEORGIVS・D:G・M・BR・FR:ET:HIB・REX・F・D・ |
裏面のデザイン | イングランド・スコットランド・アイルランド・フランスの紋章 |
裏面の刻印 | BRVN ET・L・DVX S・I・R・A・TH ET・EL ・17 25・ |
エッジのタイプ | プレーンエッジ |
エッジの刻印 | なし |

コインの魅力と特徴
ギニー金貨は、悪貨の横行や貨幣価値の下落の防止策として、1663年から1881年まで発行されました。アフリカ西海岸ギニアで産出される金を使ったことから、ギニー金貨と呼ばれるようになりました。
1725年発行の1/2ギニー金貨には、当時のイギリス王ジョージ1世が描かれています。王妃との不仲や英語が話せないなど、イギリス国内での人気はイマイチでしたが、首相制度を設立するなど、近代的な政治改革を行いました。ハノーヴァー選帝侯時代にはフランスの太陽王ルイ14世に対抗する同盟に参加するなど、ドイツ人らしい気概を持った王でした。
コインに描かれたジョージ1世は、王冠ではなく月桂冠を身につけています。ヨーロッパでは17世紀から古典主義が興り、王侯貴族が古代の皇帝を模倣するスタイルが流行しました。
近代性と古典美を持つコインとして、ジョージ1世の1/2ギニー金貨は人気があります。

コインが象徴する当時のヨーロッパ情勢
直径20mmの金貨は、当時の複雑なヨーロッパ情勢を象徴しています。
ジョージ1世を囲むように刻まれた文字には、「神の恩寵を受けたイギリス、フランス、アイルランドの王にして信仰の守護者ジョージ」と刻まれています。イギリス王がなぜフランス王を名乗るのか不思議に思うかもしれませんが、1337年の百年戦争以降、イギリス王は親戚でもあったフランス王の王位を主張するのが伝統となっていたという事情があります。
裏面に描かれている4つの紋章を見てみましょう。ここにも、ジョージ1世を取り巻く複雑さが読み取れます。上部から時計回りになります。
ライオンとユニコーン:イングランドとスコットランド
百合:フランス
竪琴:アイルランド
王冠を中心に動物:ハノーヴァー
紋章を囲むように刻まれている文字は「ブラウンシュヴァイク公爵およびリューネブルク公爵、神聖ローマ帝国大財務長官および選帝侯」というものものしさで、ジョージ一世のタイトルの多さが一目瞭然です。
ジョージ1世が英国王となったのは54歳のとき。英語も理解できなかった王は、ドイツ人であることを強く意識していたようで、このコインにもその気持ちが反映されています。
市 場 価 値 - 今後の動向は?
ギニー金貨は1663年から1881年まで発行されましたが、特にこの時代のものはヨーロッパの政変や貨幣制度の転換点に立ち会ったコインとして、市場での評価が高まっています。
言うまでもなく、コインコレクターの間では高い人気を誇るこの金貨。
ギニー金貨はその金の純度(91.67%)の高さから、世界中で信頼されており、金価格の上昇とともに価値も高まっています。
市場では 120万円~160万円 で取引されることが多いようで、今後もその希少性から安定した価格維持が見込まれます。
状態によって価格は異なりますが、歴史的価値と金の価値を兼ね備えたお値打ちのあるコインであることに変わりはありません。
1/2ギニー金貨は、専門性の高いコインショップなどでは時折見かけるものの、一般の個人間市場では滅多に出回らない希少な一枚です。
実際、当店で調べた限りでも、過去10年間にYahoo!オークションでの出品記録は確認されておらず、その流通の少なさがうかがえます。
歴史的背景と芸術性を併せ持つこの金貨は、今後もコレクターによる長期保有が進むことで、さらに市場から姿を消していくかもしれません。
しかも今回は、NGC社の鑑定グレードが MS63 の高鑑定!
コレクションとしての楽しみはもちろん、将来的なリセールにおいても極めて価値のある一枚となることでしょう。
これを機会にぜひ、近代へ移行しようとしていたイギリスの象徴を手に取り、時代の流れを感じてみてください。