









1868年 ヴィクトリア女王 ヤング・ヘッド 1ソブリン金貨 ベントレー・コレクション 【 NGC MS62 】
税込み価格
英国ソブリン金貨最強のコレクション出身――ベントレーの逸品
コイン収集家なら、一度はその名を耳にする──ソブリン金貨。
この言葉に、多くの方が「イギリスらしい格式ある金貨」や「流通量が多く、入手しやすい金貨」といったイメージを思い浮かべるかもしれません。
しかし今回ご紹介する一枚は、そうした“常識”をくつがえす、まさに別格の存在です。
1868年に発行されたこのソブリン金貨は、イギリス金貨収集史上でも語り継がれる伝説の名品群──ベントレー・コレクションから登場した一枚。
ソブリン金貨だけを対象に、34年もの歳月をかけて世界中から選び抜かれた約1,200点。そのすべてが状態・希少性・歴史的価値の三拍子を備えた逸品で構成され、「ソブリン金貨の究極形」と称されるコレクションです。
そのベントレー・コレクション由来であるという一点だけで、この金貨が“普通の1ソブリン”とはまったく異なる“別次元の価値”を持つことが、おわかりいただけるかと思います。
コレクターから見れば、まさに“この1枚を持つことが誇りになる”と言える金貨。
それが、今回ご紹介するベントレー・コレクション由来のソブリン金貨です。
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統治者 | ヴィクトリア女王 |
---|---|
デザイナー | 表面:ウィリアム・ワイオン 裏面:ジャン=バティスト・メルレン |
カタログ番号 | KM# 736、Sp# 3852/3 |
表面のデザイン | ヴィクトリア女王 |
表面の刻印 | VICTORIA DEI GRATIA |
裏面のデザイン | イングランド、スコットランド、アイルランドの紋章を組み合わせた王室の盾(ロイヤル・シールド) |
裏面の刻印 | BRITANNIARUM REGINA FID: DEF: |
エッジのタイプ | リーディッド |
エッジの刻印 | - |

1868年 イギリス発行 ソブリン金貨の概要
この金貨が発行されたのは、ヴィクトリア朝の真っ只中──1868年。
イギリスが「世界の工場」として絶大な影響力を持ち、世界各国の憧れと模範となっていた時代です。
表面に描かれるのは、ウィリアム・ワイオンによる「ヤング・ヘッド」こと、若き日のヴィクトリア女王の横顔。
ヴィクトリア女王の治世は63年におよび、コインに描かれる肖像も時代とともに変化していきました。なかでもこの「ヤング・ヘッド(第1ポートレート)」は、その完成度の高さからコレクター人気が非常に高く、ソブリン金貨の中でも特に評価の高いデザインとして知られています。
裏面には、イングランド・スコットランド・アイルランドの紋章を組み合わせた英国の紋章「ロイヤルアームズ」が刻まれ、月桂冠がその左右を囲むように配されます。国家の誇りを象徴するこのデザインは、英国王室と硬貨デザインが高次元で融合した、まさに“英国らしさ”の結晶です。
重量7.99g、直径22.05mm、金品位.9167という仕様は、通貨としての信頼性を備えながらも、細部に至るまで妥協なき美を追求した仕上がり。発行枚数は165万枚を超えますが、その中で名門コレクション由来かつこの保存状態を保つ個体は、きわめて限られています。
同じ年・同じデザインであっても、“ベントレー由来”であるという一点が、この金貨を市場の頂点に押し上げているのです。

伝説のベントレー・コレクションとは?
ソブリン金貨の歴史において、最も壮大かつ完成度が高いとされているのが「ベントレー・コレクション」です。
このコレクションは、“ベントレー”という仮名で知られる英国の匿名投資家が、34年という年月をかけて築き上げたもの。本人の素性は明かされていないものの、その圧倒的な資金力と審美眼は広く知られ、オークション市場でも一目置かれる存在でした。
収集対象は英国本国に限らず、植民地発行のソブリンや試鋳貨(パターン)まで多岐にわたり、厳選された約1,200点がラインナップされていました。
そしてついに、その全貌が明かされたのが2012年。
ロンドンの老舗オークションハウス「ボナムズ(Bonhams)」で、2013年までの間に3回にわたって開催されたこの伝説的コレクションの競売は、総落札額6億円超を記録し、世界中のコレクターを驚愕させ、熱狂の渦に巻き込みました。
カタログには1点ごとに出自・鑑定グレード・来歴が詳細に記され、まさに“ソブリン金貨の百科全書”として語り継がれる、伝説的アーカイブとして確固たる地位を築いています。
このように、膨大な時間と情熱、そして審美眼によって築かれたベントレー・コレクションは、単なる個人収集を超えた存在であり、市場にその名を冠した一枚が現れた瞬間、多くのコレクターを突き動かす“伝説の証”なのです。
状態や年号が同じであっても、“記録に残る由緒”を持つ1枚は別格として扱われ、市場でも確固たる地位を保ち続けています。
市 場 価 値 - 今後の動向は?
世界中のコレクターの胸を高鳴らせる「ヤング・ヘッドのソブリン金貨」。
完成度の高いデザイン、美しい保存状態、そしてヴィクトリア朝の気品を宿すその姿──今なお、時代と国境を越えて、今なお世界中の収集家を魅了し続ける名シリーズです。
なかでも1868年銘の一枚は、状態の良い個体が限られる年号として知られ、特にMS62以上のグレードとなると流通数は一段と少なくなります。そのうえ本品は、あの名門ベントレー・コレクション出身。
こうした“年号ごとの難しさ”に加え、本品が名門由来である点は、まさに決定的な価値の裏付けと言えるでしょう。
一般的な1868年ソブリン金貨であれば、摩耗やクリーニングの影響を受けた個体が多く見られますが、本品のように保存状態に優れ、しかも鑑定済みという条件がそろうと、自然と需要が高まります。
なかでもベントレー由来の個体は“別格扱い” ──グレードによって金額は異なりますが、過去には100万円超で取引された例も確認されています。
ソブリン金貨は、もともと世界中に愛好家を持つ層の厚いジャンルである上に、近年は「由来の明確な個体」、「オークション記録のある個体」への評価が年々高まりを見せています。
いまや鑑定グレードだけでは測れない“文脈の価値”こそが、マーケットにおける価格形成のカギを握っているとも言えるでしょう。
コレクションとして楽しめるのはもちろん、将来的なリセールという視点でも安心感のある逸品。
市場で確固たる地位を築いた1枚であることは疑いありません。
いま手に取ることができるこの瞬間を逃せば、再びめぐり逢える保証はどこにもない──そんな一枚です。