紀元前132~131年
古代ギリシャ紀元前132~131年 古代ギリシャ アッティカ・アテネ発行 New Style テトラドラクマ銀貨 16.97g
NGC | Ch XF 4/5-5/5
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コインの特徴
女神アテナとフクロウが語る、アテネのテトラドラクマ銀貨
紀元前132~131年に古代ギリシャのアテネで発行されたテトラドラクマ銀貨には、 女神アテナと、彼女のシンボルであるフクロウが描かれています。 アテネのテトラドラクマ銀貨は紀元前510年から発行されており、 アテネおよびアテネを中心とするアッティカ地方の守護神である アテナが描かれるのが通例でした。
アテナはギリシャ神話のなかでも重要な女神で、
知恵や学芸、そして戦争を司る存在として知られています。
ただし凶暴な戦いを好む神ではなく、
選ばれた英雄たちを知性によって導く女神として崇拝されてきました。
紀元前510年から発行されていたテトラドラクマ銀貨のうち、
紀元前160年ごろから造られたものは「ニュースタイル」と呼ばれています。
この時代、アテネはローマの支配下に置かれ、
コインの意匠も写実性を帯びたものへと変化しました。
オールドスタイルに見られるアルカイックな表現とは異なり、
ニュースタイルは古典的で洗練された造形が特徴です。
ヘレニズム時代に生まれたこの様式は、
理想主義と写実主義が融合したものとされ、
オールドスタイルとはまた別の魅力を備えています。
フクロウを囲む木の枝はオリーブを表しています。
神話によれば、アテネの領有をめぐってポセイドンと女神アテナが争い、
ポセイドンが塩水を湧き出させたのに対し、
アテナはオリーブの木を生み出して人びとに捧げました。
この出来事により、アテナはアテネおよびアッティカ地方の守護神となります。
実際、アテネやアッティカ地方は古くからオリーブの名産地でした。
フクロウの下に描かれたアンフォラと呼ばれる陶器も、
オリーブオイルやワインの輸送・保存に使われたもので、
アテネの経済的な繁栄を象徴するモチーフです。
女神アテナに守護されるアテネの人びとのアイデンティティ、
フクロウに表現された人間の叡智、
オリーブやアンフォラが示す豊かさと繁栄。
これらの要素が凝縮された銀貨が、
アテネのテトラドラクマ銀貨だといえるでしょう。
日本では幸運を運ぶ鳥のイメージがあるフクロウは、
西洋では賢者の象徴として知られています。
テトラドラクマは「フクロウの銀貨」として親しまれているだけでなく、
西洋文化の源流ともいえる古代ギリシャの貨幣として、
現在のコレクター市場でも高い評価を受けています。
ポピュレーション
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鑑定枚数
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ポピュレーションハイヤー
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(紀元前132~131年のアテネの長官)
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テトラドラクマ銀貨に描かれた女神アテナは、 アッティカ式の兜をかぶっています。 古代ギリシャの武具のなかでもとくに有名なこの兜は、 一般的な兵士ではなく、指揮官が身に着けたものといわれています。 戦争の女神としての力強さを備えながらも、 兜の下からのぞく美しい巻き毛には、 女性的な柔らかさが感じられます。
裏面に描かれたフクロウは、女神アテナの聖鳥です。
フクロウは闇の中でも人間には見えないものを見通し、
未来を予見する力を持つ存在と考えられてきました。
その下に描かれたアンフォラは、
アテネとアッティカ地方の経済的な繁栄を象徴するものです。
フクロウを囲むのは、アテナがアッティカの人びとに与えたとされる
オリーブの枝です。
オリーブはこの地域の重要な産物であり、
神話と現実の双方において、
アテネの豊かさを象徴する存在でした。
フクロウの周囲に刻まれたギリシャ語は、
当時のアテネを統治していた三人の長官の名前を表しています。
民主政治発祥の地である古代ギリシャでは、
選挙によって指導者が選ばれていました。
アテネ民主政の最盛期は紀元前5世紀とされますが、
紀元前132~131年ごろにはローマの支配下に置かれ、
多くの官職は名誉的な性格を帯びるようになっていました。
それでもなお、こうした銘文は
アテネの政治的伝統を今に伝えています。
アンフォラに刻まれている「B」の文字は、
ギリシャ文字の「β(ベータ)」です。
この文字の意味については諸説ありますが、
よく知られているのは、
銀貨が発行された月を示すという説です。
ギリシャ文字では「α(アルファ)」を最初の月とするため、
「β」は2番目の月を指します。
当時のギリシャ暦では年の始まりが夏至とされていたため、
この「β」は現在の7月から8月ごろに相当すると考えられています。
また別の説では、「第2版」を意味するという解釈もあります。
同様に、アンフォラの下に刻まれた「ME」の文字や、
フクロウのそばに小さく描かれたライオンも、
当時の造幣所によるモノグラムである可能性が指摘されています。
現在でいうロット番号のような役割を持っていたとも考えられますが、
詳しい意味については分かっていません。
こうした古代の謎を今に伝えるテトラドラクマ銀貨。
一枚の銀貨に込められた悠久の歴史を、
ぜひ感じてみてください。
哲学、科学、教育、音楽、オリンピック、民主政治など、
現代にまで受け継がれる多くの学問や概念は、
古代ギリシャで生まれました。
アテネはギリシャ文化の中心として、
燦然たる歴史を誇る都市でした。
しかしアテネは、紀元前404年にライバルであったスパルタに敗北し、
その後はマケドニアのアレクサンダー大王の支配下に入ります。
アレクサンダー大王の死後、
ギリシャ世界は「ヘレニズム時代」と呼ばれる混沌の時代を迎えました。
政治的な独立を失ったアテネでしたが、
学問と文化の都市としての役割は失われることはありませんでした。
この時代にも、さまざまな哲学や思想がアテネで生み出され、
精神文化の中心地としての地位を保ち続けます。
紀元前146年、アテネは地中海世界で台頭したローマに吸収されました。
ローマ人はアテネの文化や歴史を深く尊重していたため、
アテネはローマ貴族や知識層の留学先として名を馳せるようになります。
今回のテトラドラクマ銀貨は、 このローマ支配下の時代に発行されたものです。 当時のローマはまだ共和政の段階にありましたが、 長年の宿敵であったカルタゴとの戦いに勝利し、 地中海の覇者として大きく勢力を拡大しつつありました。 地中海世界の主役は、 ギリシャからローマへと移り変わっていきましたが、 アテネの人びとは過去の栄光を忘れることはありませんでした。 その誇りとアイデンティティが、 テトラドラクマ銀貨の意匠として今に伝えられているといえるでしょう。
配送・保証
配送と補償について
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スラブに封入されたコインを、OPP袋に入れたうえで丁寧に緩衝材で包み、化粧箱に収めてお届けします。外装の段ボール内でも内容物が動かないよう配慮し、配送中の衝撃や振動を想定した梱包を行っています。
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コインの選び方や現在の相場感、将来的な保有・売却を含め、納得いただいたうえでご判断いただけるようサポートいたします。
ニュースタイルならではの洗練された雰囲気もあって、 古代コインに少しハードルを感じていた私でも、すっと入り込めたのが印象的です。
「フクロウ銀貨に興味はあるけれど、 オールドスタイルとニュースタイルで迷っている」という方には、 まず最初に見ていただきたい一枚です。
スタッフA|30代前半・女性(コイン歴3年)