1700年刻印
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ドイツドイツ ニュルンベルク 2ダカット金貨 KM-259 GFN
NGC | MS63
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コインの特徴
小さな子羊に託された、平和への祈り
1700年刻印の2ダカット金貨は、神聖ローマ帝国の自由都市ニュルンベルクで1700年前後に製造されたもので、ドイツのコインのなかでもとくに人気の高いシリーズです。「神の子羊のダカット金貨(ラムダカット)」の通称で知られており、イエス・キリストの象徴である子羊の愛らしさが特徴です。
神聖ローマ帝国は、数多くの領邦や都市から構成されていました。「自由都市」は自治権が認められ、造幣所を持つことも許されていた都市のこと。ニュルンベルクは12世紀から自由都市となり、商工業や通商で栄え、神聖ローマ帝国内でも重要な都市でした。
1700年刻印の2ダカット金貨には、神聖ローマ帝国の双頭の鷲、ニュルンベルクを意味する2つの紋章が描かれています。紋章を囲む文字は「ニュルンベルク共和国は新しい世紀を祝う」という意味。当時のニュルンベルクは「共和国」ではありませんでしたが、「Respublica(共和国)」というラテン語を表記することで、自由と市民権が認められていた古代ローマの共和政を引き継ぐという心意気が感じられます。新しい時代への期待が込められているといえるでしょう。
裏面の神の子羊は、ヨハネによる福音書に基づくキリスト教の重要な象徴です。子羊の足元には地球が描かれ、キリストの救いが世界全体に及ぶという普遍的な宗教観が表現されています。周囲のラテン語は「父よ、与えられた平和によって私たちを祝福してください」という祈りの言葉で、30年戦争を経験した当時の人びとの平和への切なる願いが刻まれているといえるでしょう。
このデザインから、ラムダカットは当時「幸運を呼ぶお守り」として贈られたとも伝えられています。宗教的象徴、復興を願う祈り、小都市の誇り──それらがわずか2ダカットの金貨に凝縮されている点が、今でも高く評価される理由です。
当時のニュルンベルクは、17世紀に起こった30年戦争や疫病の影響を受け、復興期にありました。新しい世紀を迎えて心機一転、明るい未来を願うニュルンベルクの人びとの思いが伝わります。
ラムダカットは、宗教美術・歴史・貨幣の文化性が美しく融合した金貨であり、新しい時代に希望を託したニュルンベルクの人びとの精神を今に伝える、非常に絵になる一枚といえるでしょう。
ポピュレーション
発行枚数
資料なし
鑑定枚数
11 枚
ポピュレーションハイヤー
9 枚
2ダカットならではの存在感と愛らしさ、そして深い象徴性をあわせ持つデザインは、
コレクションの中でも特別な位置づけになるはずです。
不安定な時代に平和を願って子羊のモチーフが選ばれた背景を思うと、
この金貨が人びとに大切にされてきた理由が、自然と伝わってきます。
人生にそっと幸運をもたらしてくれそうな、お守りのような一枚になると思います。
スタッフY|50代前半・男性(コイン歴10年)
※1 実際の発行時期は前後の可能性あり
※2 神聖ローマ帝国の自由都市
1700年刻印でニュルンベルクにて発行された2ダカット金貨は、ドイツ金貨の中でもとくに高い人気を誇る一枚です。 「神の子羊(ラムダカット)」と呼ばれる金貨はいくつかの種類が存在しますが、この2ダカット金貨は、表面に複雑で象徴性の高い紋章が描かれている点が大きな特徴となっています。
表面には、三角形の構図で3つの紋章が配置されています。
最上部に描かれているのは、神聖ローマ帝国を象徴する鷲の紋章。
向かって左側には、「ニュルンベルクのハルピュイア」と呼ばれる紋章が置かれています。ハルピュイア(英語名:ハーピー)はギリシャ神話に登場する怪鳥で、ニュルンベルクでは自由都市の象徴として用いられてきました。かつては都市の印章にも使われ、「人びとを悪から守る盾」という意味を持つとされています。
右下に配置されているのは、斜線と鷲を組み合わせた、もうひとつのニュルンベルク市の紋章です。
これらの紋章の上空には、オリーブの枝をくわえた鳩が描かれています。
旧約聖書の「ノアの箱舟」に由来するこのモチーフは、神の怒りが鎮まり、地上に平和が戻ったことを告げる象徴。
当時のニュルンベルクの人びとが、切実に平和を願っていたことが、この意匠から静かに伝わってきます。
また、小さく刻まれた「GFN」の文字は、17世紀後半から活躍した彫刻師ゲオルグ・フリードリヒ・ニュルンベルガー
(Georg Friedrich Nürnberger)のイニシャルです。
彼は長年にわたり造幣に携わり、精緻で完成度の高いデザインを数多く残しました。
この2ダカット金貨も、彼の高度な技術と美意識によって、不朽の名作として評価されています。
一見すると見当たらない発行年「1700」は、裏面のレジェンド(銘文)の中に巧みに隠されています。
TEMPORA NOSTRA PATER DONATA PACE CORONA
このラテン語の銘文のうち、大きく刻まれた文字だけを拾うと「MDCC」となります。
これはラテン数字で「M=1000」「D=500」「C=100」を意味し、合計すると「1700」。
まるで暗号のように年号を忍ばせた、遊び心と知性を感じさせる表現です。
キリスト教会において「聖年」が定められたのは1300年のこと。
それ以降、世紀の節目にあたる「大聖年」は、特別な祈りと祝祭の年として重んじられてきました。
複雑で精緻な紋章、そしてキリスト教の普遍性を象徴する神の子羊の意匠は、まさにこの大聖年にふさわしいものといえるでしょう。
中世から近代へと歩みを進める自由都市ニュルンベルク。
その祈りと誇りが静かに刻み込まれたこの金貨は、時代の空気を今に伝える貴重な一枚です。
ドイツ南部、バイエルン州に位置するニュルンベルクは、古くから神聖ローマ皇帝と深い関わりをもつ由緒ある都市でした。 12世紀に自由都市として認められて以降、皇帝がたびたび滞在したことで知られ、手工業の発展や通商によって繁栄を築いていきます。 1219年には貨幣発行の権利が正式に与えられ、以後、さまざまな貨幣が発行されました。 時代が下るにつれて、ニュルンベルクの貨幣は実用性にとどまらず、芸術性を重視したデザインへと進化していきます。 1700年発行のダカット金貨は、まさにニュルンベルクの工芸技術の粋を今に伝える一枚といえるでしょう。
当時のニュルンベルクは、三十年戦争や疫病の流行による疲弊からの復興を目指していました。 経済再生の途上にあったこの都市では、多くの文化人も活躍しています。 「パッヘルベルのカノン」で知られる作曲家ヨハン・パッヘルベルや、天文学者ヨハン・ドッペルマイヤーは、その代表的な存在です。
一方で、宗教をめぐる複雑な問題も抱えていました。 バイエルン州全体は伝統的にカトリック信仰が強かったのに対し、ニュルンベルクは早くからプロテスタントの都市となっていました。 宗教戦争の余波が続くなか、カトリック派であった神聖ローマ皇帝との関係は、常に緊張をはらんでいたといわれています。
経済的にも政治的にも、繊細なかじ取りが求められていた1700年前後のニュルンベルク。 町全体が明るい未来と平和を願っていたことは、この2ダカット金貨の意匠からも静かに伝わってきます。
護符のような存在として、当時から記念品や贈り物、旅人の土産としても親しまれてきたラムダカット金貨。 その輝く一枚から、自由都市ニュルンベルクの誇りと、複雑なヨーロッパの時代背景を感じ取ってみてください。
配送・保証
配送と補償について
梱包について
スラブに封入されたコインを、OPP袋に入れたうえで丁寧に緩衝材で包み、化粧箱に収めてお届けします。外装の段ボール内でも内容物が動かないよう配慮し、配送中の衝撃や振動を想定した梱包を行っています。
また、出荷前には低刺激アルコールを用いて、女性スタッフが一つ一つ状態の確認と清掃を行っています。
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